FIAがF3ワールドカップなど3レースのマカオ開催見送り発表
- 2021/8/20 9:41
- ツーリズム
国際自動車連盟(FIA)は8月19日(マカオ時間)、F3(フォーミュラ3)ワールドカップ、GTワールドカップ、ワールドツーリングカーカップ(WTCR)の3レースについて、今年のマカオ開催を見送ると発表。
マカオでは、新型コロナ防疫対策の一環として、海外からの入境者に対して21日間の隔離検疫を受けることなど厳格な要件が定められている。FIAによれば、今後しばらくの間、この措置が維持されることをマカオ当局と確認したとし、大部分のチームが海外から参戦するため、各種防疫措置を遵守することが難しい状況であり、今年のマカオ開催を見送ることにしたとのこと。ただし、来年については開催したい意向を示している。
3レースは例年11月に4日間にわたって開催されるマカオグランプリの目玉レースと位置付けられているが、昨年に続き、2年連続でのキャンセルとなった。昨年の第67回大会は、F3をF4に代替するなどした上、日程も例年より1日短い3日間とする異例の状況下で開催された。今年の第68回大会は11月18日から21日までの4日間開催予定とされているが、開催レースの詳細は未発表。昨年は開催概要の発表が9月上旬にずれ込み、日程短縮は11月に入ってからアナウンスされた。
マカオグランプリは1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典。会場は市街地の一般道路を転用した全長6.2kmの「ギアサーキット」。