人民解放軍マカオ駐留部隊、軍営を一般公開

中国人民解放軍が昨日(5月1日)、マカオ駐留部隊のタイパ軍営を一般公開。約1500人の地元市民が見学に訪れた。

約1時間に渡って行進や特殊部隊による演習など、日ごろの訓練の様子を披露。その後、軍営内の兵舎、軍史館、軍用車両、武器・装備などの施設を公開。また、軍属シェフによる炊事に関する展示、書道講座、ホールでは演芸が披露されるなど、エンタテインメント性の高い内容に。

軍営の公開は毎年5月1日に実施され、市民に人気のイベントの1つ。今年も事前に用意された1,500枚の入場整理券を求めて長い行列となった。なお、入場整理券を受け取れるのはマカオ居民IDカード保有者のみ、1人3枚まで。

【解説】
中国人民解放軍マカオ駐留部隊(中國人民解放軍駐澳門部隊)は1999年4月12日に成立。中央軍事委員会の命を受け、1999年12月20日12時に珠海市拱北から陸路マカオへ進駐。マカオ基本法及び駐軍法に基づき、マカオの防衛を主な任務とし、マカオの長期的繁栄と発展に積極的に貢献することを目的としている。

人民解放軍駐マカオ部隊の駐屯地(資料写真)=2012年、マカオ・タイパ島—本紙撮影

人民解放軍駐マカオ部隊の駐屯地(資料写真)=2012年、マカオ・タイパ島—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府文化局(ICM)は3月27日、フランスのピアニスト、ジャン=イヴ・ティボーデ(Jean…
  2.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオに併設するJWマリオットホテルマ…
  4.  マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオに併設する現地最大規模のウォーターパ…
  5.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は3月28日、2024年12月〜2025年2月期の雇用統計…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun