5月CPI、対前年4.84%上昇

マカオ政府統計調査局は21日、今年(2013年)5月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は122.51となり、対前年4.84%の上昇。主要因として外食費及びツアーパッケージ、住宅家賃が上昇傾向にあることを挙げている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の8.66%、医療費の7.16%、食品及び非アルコール飲料の5.98%の増で、主に家賃、外来診療サービス、外食費の価格上昇に伴うもの。一方、教育及び通信費用がそれぞれ3.12%、2.77%の下落。

今年5月のCPIは前月との比較で0.28%上昇。女性用衣料履物価格及びツアーパッケージ価格の上昇により、衣料履物とレジャー及び文化価格指数がぞれぞれ3.34%、1.57%上昇。逆に、野菜及びガソリン価格の下落に伴い食品及び非アルコール飲料と交通指数がそれぞれ0.49%、0.38%下落。このほか、LPG価格が下落したことが住宅及び燃料指数のCPI上昇幅を抑制した。

今年5月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.59%増。うち住宅及び燃料、食品及びアルコール飲料がそれぞれ8.38%、7.30%と指数の上昇が目立つ。一方、通信費、教育費の指数はそれぞれ2.36%、1.85%の下落だった。

今年1〜5月の消費者物価平均指数は対前年5.24%。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府ではによる市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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