4月新規ローン貸付、住宅上昇・商業物件下落
- 2013/6/21 15:11
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は21日、今年(2013年)4月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。対前月で住宅向けが上昇、商業物件が下落となった。未返済ローン残高については住宅、商業向けともに上昇している。
4月の新規住宅ローン貸付承認総額は33億パタカで、前月比5.6%上昇。うち、マカオ居民が占める割合は97.4%に。金額ベースではマカオ居民が5.7%増、非居民が0.1%減となった。
未完成物件に対する新規貸し付けは1億パタカで、前月比41.8%上昇。うちマカオ居民によるものが99.5%を占め、同49.0%、非居民は86.5%の増だった。前年同月比では37.5%の大幅上昇。
商業物件への新規貸付は前月比17.2%減の20億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが96.4%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが16.6%減、非マカオ居民が30.2%の下落となった。前年同月比では32.9%増。
4月末締めの未返済住宅ローン残高は1,022億パタカで前月比1.8%、前年比29.0%のそれぞれ増。うちマカオ居民が93.5%を占めた。商業物件は同753億パタカで前月比0.9%、前年比19.8%のそれぞれ増、うちマカオ居民が91.6%となっている。
なお、返済滞納率は住宅ローンが0.05%で前月とほぼ変わらず、前年比0.04%下落。商業物件ローンは前月比0.03%下落、前年比0.01%上昇の0.09%となった。