マカオで新たな新型コロナ市中感染確認例出現…感染経路不明=三度目の全市民対象PCR検査実施へ
- 2021/10/4 15:31
- 社会・政治
マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは10月4日正午前、新たに1人の新型コロナウイルス感染確認があったと発表。マカオにおける新型コロナ感染確認者数は累計72人に。
第72例の患者はマカオで内装工として就労する中国本土出身の男性(46)。マカオに隣接する広東省珠海市の斗門地区に居住し、毎日越境通勤していたとのこと。9月26日にマカオ入りして以降はマカオ域内にとどまっており、グランドエンペラーホテル、サンズホテル、ヴィクトリアホテルに宿泊していたという。なお、4月17日と6月10日に新型コロナワクチンを2回接種済みで、9月28日と30日に受けたPCR検査結果は陰性だったが、4日に受けたPCR検査結果が陽性となり、感染確認に至ったもの。感染経路は現時点で判明しておらず、衛生当局が調査を進めているとのこと。
すでに患者の滞在先のホテル及び作業場となった建物など、市内複数箇所が局地ロックダウンとなり、マカオ市政署(IAM)による徹底消毒作業も進められている。
マカオ政府は4日午後、同日午後9時(マカオ時間)から72時間にわたって全市民及びマカオ滞在者(旅客等)を対象としたPCR検査を実施すると発表。目標として48時間以内の完成を掲げた。全市民PCR検査の実施は8月初旬、9月下旬に続いて三度目となる。第一次、第二次はいずれも全員陰性だった。
マカオ政府は市中における伝播リスクが存在するとし、市民に対して家中
に留まるよう呼びかけている。