第68回マカオグランプリ開幕まで約2週間、観戦チケット販売率は6割に…事前予測通りの進捗

 1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(マカオGP)。市街地の一般道路を転用した全長6.2kmの「ギアサーキット」を舞台に毎年11月中旬に開催されている。

 今年(2021年)の第68回大会は、コロナ禍で規模を縮小しての開催を予定しており、期間はから1日短い3日間(11月19〜21日)、開催レース数は6種となっている。

 マカオ政府体育局とマカオグランプリ組織委員会では、11月6、7日の2日間にわたって、マカオ半島の中央部にある塔石広場を舞台に「マカオグランプリ親子カーニバル」を開催している。広く市民や旅客にマカオグランプリの魅力をアピールし、グランプリムードを盛り上げるプロモーションの一環として恒例開催されているもので、子供たちがグランプリの選手やスタッフに扮した体験ができる。同会場では、11月13、14日にかけて、レースカーやセーフティカーを展示するイベントも開催予定。

 マカオ政府体育局の潘永権局長は11月6日の親子カーニバル開幕式に出席した際、今大会の観戦チケット販売状況について、全体として5〜6割程度、一部スタンドについては7割超に上っているとし、本番までの約2週間で事前予測通りに進捗するとの見方を示した。

 参考までに、前回大会(3日間)の入場者数は延べ約5万人、コロナ前の前々回大会(4日間)は約8万6000人だった。

 今大会の開催レースは「SJM・フォーミュラ4(F4)マカオグランプリ」、「サンズチャイナ・マカオGTカップ」、「ギャラクシーエンターテインメント・マカオギアレース(ツーリングカー)」、「メルコ・マカオツーリングカーカップ」、「MGM・グレーターベイエリアGTカップ」、「ウィン・ポルシェカレラカップチャレンジ」の6種と発表されていたが、潘局長によれば、「ウィン・ポルシェカレラカップチャレンジ」は参加選手リスト等の資料が揃わず、督促後も進展がないことを理由にキャンセルし、1950ccのツーリングカーによるレースで代替することも明らかにした。

フラッグを手にするのがマカオ政府体育局の潘永権局長=2021年11月6日、「マカオグランプリ親子カーニバル」会場(写真:GCS)

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