マカオ、2021年3Q末の総人口は約68.23万人…2Q末から200人減=出生数と海外労働者数の減少続く
- 2021/11/10 11:23
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は11月10日、今年第3四半期(2021年7〜9月期)の人口統計を公表。
今年9月末時点の総人口は、今年第2四半期末から200人減、前年の同じ時期から500人減となる68万2300人だった。総人口に占める女性の割合は53.2%。
今年第3四半期の新生児数は今年第2四半期から37人減の1262人。このうち男児が664人で、新生児の性別比は111.0(100人の女児に対して男児が111.0人)。3四半期累計では前年同時期から466人減の3734人。
今年第3四半期の死亡人数は今年第2四半期から9人減の551人。死因の42.8%を悪性腫瘍(がん)が占め、循環器系疾病、呼吸器系疾病がそれぞれ22.0%、11.4%だった。3四半期累計の死亡人数は前年同時期から38人増の1702人。なお、新型コロナに絡む死亡例は流行開始以来ゼロを維持している。
今年第3四半期の中国本土からの移民数は今年第2四半期から12人増の673人、マカオ居留権獲得者数は19人増の136人。今年第3四半期末時点における海外労働者数は今年第2四半期末から843人減となる17万1418人。新型コロナ防疫対策の一環として水際措置が強化されたことよるインバウンド旅客の激減を受け、マカオ経済は大きく低迷しており、労働市場の調整弁となる海外労働者数の減少が続いている。
今年第3四半期の婚姻登録数は126件減の683件。3四半期累計では前年同時期から600件増の2465件に上った。
マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、極めて人口密度の高い状態となっていることに変わりはない。