マカオ政府博彩監察協調局は1日、今年（2013年）6月のカジノ（ゲーミング）売上が282.69億パタカ（日本円換算：約3,530億円）だったことを発表。前年同月比21.1%の急上昇となる。今年はこれまで毎月前年売上を更新しており、1-6月の累計は1,714.47億パタカ（同：2兆1,411億円）となり、前年同期比15.3%増。

6月最終週には中国本土の金融市場をめぐるネガティブ要因が出現したが、当月のカジノ売上には影響が見られなかった。これから7月、8月にかけて各種経済指標が出揃う中、場合によって間接的影響を受ける可能性も指摘されており、見通しは決して楽観視できない状況ともいえる。

急速に発展するカジノ産業（写真はイメージ）―本紙撮影