マカオ、単日インバウンド旅客数が3.6万人に…8月以来最多
- 2021/11/27 16:47
- 産業・経済
マカオ政府旅遊局(MGTO)が11月27日に発出したプレスリリースによれば、同月26日(金曜日)の単日インバウンド旅客数が延べ3万6141人に上ったとのこと。年内7番目で、今年8月以来の最多記録という。
マカオにおける新型コロナ流行状況の安定に加え、マカオグランプリやマカオフードフェアなどの大型イベントが複数開催されたこと、さらには11月23日に中国本土からマカオへ入境する(訪マカオ旅客が中国本土へ戻る)際に提示が必要となる新型コロナPCR検査陰性証明の有効期間が72時間以内から7日以内に緩和されたことも追い風となり、直近1週間(11月19〜25日)累計のインバウンド旅客数は延べ20万3595人、1日あたり平均は2万9085人で、10月の1日あたり平均(1万0589人)から174.7%増だった。
マカオでは、8月初旬及び9月下旬から10月初旬にかけて新型コロナの市中感染確認例が相次ぎ出現。感染力の強いデルタ株だったことから、水際及び域内防疫措置の強化が図られた。その後、10月中旬以降に各種防疫措置は段階的に緩和され、中国本土との間で隔離検疫免除での相互往来も再開。11月27日まで49日連続で市中感染確認例は出現しておらず、落ち着いた状況を維持している。
マカオグランプリは11月21日に3日間の会期を終え閉幕したが、12月5日までマカオフードフェスティバルが開催されているほか、12月4日から来年1月2日にかけてはマカオライトフェスティバルも開催予定。イベントをフックにインバウンド旅客が順調に回復すれば、長引くコロナ禍で疲弊した観光業界の活性化につながると期待されている。
このほか、具体的なスケジュールや条件等は未公表だが、中国本土、香港、マカオの三地間で隔離検疫免除の相互往来を再開する準備が進められているとされる。