マカオ、クリスマスイブのインバウンド旅客数が4万人超に…単日年内3番目、7ヶ月ぶりの大台

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が12月25日に発出したプレスリリースによれば、クリスマスイブにあたる同月24日(金曜日)の単日インバウンド旅客数が4万0284人(延べ、以下同)に上ったとのこと。

 年内単日3番目で、4万人超を記録したのは5月1日(4万4699人)以来のこと。

 過去1週間(12月17〜23日)累計のインバウンド旅客数は17万0616人、1日平均2万4374人。

 また、12月17〜22日の平均ホテル客室稼働率は52.5%で、11月の平均47.5%を5.0ポイント上回ったという。

 近日、マカオの街はクリムスマスムードに包まれ、ライトショーやドローンショートいった大型イベントも開催されており、インバウンド旅客の吸引につながっているとみられる。

クリスマスイブの世界遺産・聖ポール天主堂跡周辺の様子=2021年12月24日(写真:MGTO)

 マカオでは、8月初旬及び9月下旬から10月初旬にかけて新型コロナの市中感染確認例が相次ぎ出現。感染力の強いデルタ株だったことから、水際及び域内防疫措置の強化が図られた。その後、10月中旬以降に各種防疫措置は段階的に緩和され、中国本土との間で隔離検疫免除での相互往来も再開。12月24日まで76日連続で市中感染確認例は出現しておらず、落ち着いた状況を維持している。

 このほか、具体的なスケジュールや条件等は未公表だが、中国本土、香港、マカオの三地間で隔離検疫免除の相互往来を再開する準備が進められており、これが実現すればインバウンド旅客数の底上げにつながると期待されている。

 マカオ政府統計調査局公表の最新データによれば、今年1〜11月累計のインバウンド旅客数は前年同時期から31.5%増の688万5073人。10月終了時点で前年通期(約590万人)を上回った。

多くの人出で賑わった塔石廣場のクリスマスマーケット=2021年12月24日(写真:MGTO)

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