マカオ、コールドチェーン従事者に対するPCR検査を強化…3日に1回へ

 マカオ市政署(IAM)は1月24日、新型コロナ防疫対策の一環として、同日からマカオの約3500人のコールドチェーン(低温物流)従事者に対する定例PCR検査受検頻度を調整し、従来の7日に1回から3日に1回にすると発表。

 マカオでは未出現だが、中国本土ではコールドチェーン従事者が輸入品の外装等に付着したウイルスから感染し、市中への流入につながったとされるケースがしばしば報告されている。近日、北京市で同様の事案が出現し、伝播が拡大している。

 IAMによれば、コールドチェーン食品及び輸入フルーツについてトレーサビリティ対策を講じているほか、外装の全面消毒を行っており、その数は週平均で10万箱に上るとのこと。また、IAMでは1日あたり約300点のコールドチェーン食品及び環境サンプルを採取し、結果に問題がないことを確認の上で小売に流しているという。

 マカオでは1月23日まで106日連続で新型コロナ市中感染確認例ゼロを維持している。

マカオでは毎週平均約10万箱のコールドチェーン食品の外装消毒が行われている(写真:IAM)

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