横琴新区の「粤澳合作産業園」、進出は1億元から

17日、マカオの世界貿易センタービルで「広東省マカオ協力産業パーク(粵澳合作産業園)連合企業誘致及び横琴優遇政策説明会」が中連弁経済部貿易処、広東省対外貿易経済協力庁、マカオ貿易投資促進局、橫琴新区管理委員会、珠海市投資促進局が合弁で開催され、100名を越えるゲストと業界関係者が参加。

横琴新区の「粤澳合作産業園」への進出について、今年8月から10月にかけて申請を受け付ける。申請者はマカオ身分証所持者あるいは、マカオ登記かつ2年以上の営業実績を持つ企業。マカオの経済多元化を推進するため、特にビジネス・貿易サービスプラットフォームに強みを持つ企業を優先して進出させたい考えという。また、企業の登録資本金は1億人民元(日本円換算:約16億1,380万円)で、投資ビジネス及び金融サービスの投資集約度は毎平米あたり2億人民元に達する。審議委員会が今年11月から12月にかけて評価を行い、早ければ来年1月にも横琴新区当局へ推薦を行う。横琴新区関係者によると、産業園への実際の入園は来年第1四半期中を予定しているという。

広東省とマカオが協力して開発する「粵澳合作産業園」の建設面積は約5平方キロで、主に漢方薬、クリエイティブ、教育、研修等の産業を重点的に誘致。マカオ貿易投資促進局によると、今年6月までに53の投資意向が同局に寄せられているといい、業種別では医薬、クリエイティブ、ツーリズム、教育、ホテル、エキジビション等が含まれるという。

「粵澳合作産業園」の進出には1億人民元の資本金が必要だが、今後中小企業の進出を促進するため、敷居を下げる考えもあるという。

開発が進む横琴新区(写真はイメージ)―本紙撮影

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