女性警官がわいせつ被害—新口岸・警察本部付近

今月13日午後2時頃、マカオの中心部に位置する新口岸地区の治安警察局本部近くの雑居ビルのエレベーター内で、20代の女性警察官がわいせつ被害を受けた。その後、現場となったビル付近で中国江蘇省出身の男4人が警察当局により逮捕されている。

19日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。警察当局の発表によると、被害を受けた女性警察官は治安警察局本部ビルでの勤務を終えた後で、非番だった。女性がエレベーターに単独で乗り込んだ後、同乗してきた男4人に胸や尻を触られるなどの被害を受けたという。被害者が自身が警察官であることを名乗ると、男らは逃走したという。被害者は自ら警察へ通報した。エレベーター内に設置した防犯カメラの映像から容疑者を割り出し、翌14日午後8時頃、容疑者らが現場に戻ったところを逮捕した。

容疑者の男4名は中国パスポートを使ってマカオへ入境しており、全員が20代の江蘇省出身者。

新口岸地区はマカオ半島の中心に位置し、商業ビルやホテルが建ち並ぶビジネス街。一方、不特定多数の出入りがある雑居ビルも多いことから、最近ではオフィスを狙った空き巣犯罪や、違法宿泊施設、性犯罪の発生など、治安面の悪化が指摘されている。今回の事案も午後2時という白昼の出来事だった。

治安警察局(写真はイメージ)—本紙撮影

治安警察局(写真はイメージ)—本紙撮影

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