マカオカジノIR運営MGMチャイナが2021年通期業績発表…カジノ売上は市場平均上回る回復、シェア12.5%に

 マカオでMGMマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びMGMコタイ(コタイ地区)の両カジノIR(統合型リゾート)施設を運営するMGMチャイナ社は2月10日、昨年通期(2021年1〜12月)の監査前業績を発表。

 昨年通期の純売上高は対前年85%増の94億香港ドル(日本円換算:約1394億円)。前年はマイナス14億香港ドル(-約208億円)だった調整後EBITDAはプラスに転じ、3.9億香港ドル(約58億円)。

 また、1日平均カジノ売上については81%増の2900万香港ドル(約4.3億円)。コロナ前の約40%まで回復が進み、市場平均の約30%を大きく上回った。マカオのカジノ市場におけるシェアも前年から2.6ポイント上昇の12.5%に。

 マカオでは、現行カジノ運営ライセンスの満期が迫っており、政府が次期ライセンスの入札プロセス開始に向けて法整備などを進めている。MGMチャイナのケネス・フェン社長兼戦略・CFOは業績発表資料において、「MGMではマカオを今後の事業展開の中核と位置づけており、マカオ政府と緊密に連携しながら、次期ライセンスの入札に向けた準備を進めていく」とコメントしている。

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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