横琴にマカオの「飛び地」誕生—マカオ大横琴新校舎

7月20日午前0時、広東省珠海市横琴新区に建設が進められてきたマカオ大学横琴キャンパスが正式にマカオ特別行政区に引き渡され、キャンパス敷地内が正式にマカオの法律の管轄下となった。今後、9月の開校に向けて急ピッチで準備がすすめられる。

なお、しばらくの間はインフラ整備や大学の引っ越し作業を優先するため、一般の立ち入りは制限されるという。9月の開校前にはコタイ地区のシーザーゴルフクラブ付近に新たに設けられる専用トンネルを経由して新キャンパスへの往来が可能となる。

横琴新区は中国広東省珠海市に属することから、マカオとの往来には出入境及び税関審査を受ける必要がある。一方、マカオ大横琴キャンパスがマカオの「飛び地」となったことで、大学キャンパスにはマカオ域内としてマカオからの自由な往来が可能となる。

マカオ大学横琴新キャンパスの総建築面積は94万平米。マカオ大学では新キャンパスへの移転を機に規模の拡大と質の向上を図り、世界最高レベルの教育機関への進化を目指す。

マカオ大横琴新キャンパス (c) 政府發言人辦公室

マカオ大横琴新キャンパス (c) 政府發言人辦公室

コタイ地区とマカオ大横琴キャンパスをつなぐ河底トンネル (c) 政府發言人辦公室

コタイ地区とマカオ大横琴キャンパスをつなぐ河底トンネル (c) 政府發言人辦公室

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