6月CPI、対前年5.31%上昇
- 2013/7/23 6:37
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は21日、今年(2013年)6月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は123.34となり、対前年5.31%の上昇。主要因として外食費、住宅家賃、生鮮野菜価格の上昇を挙げている。
前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の8.91%、医療費の7.31%、食品及び非アルコール飲料の6.47%の増で、主に家賃、外来診療サービス、生鮮野菜及び精肉類の価格上昇に伴うもの。一方、教育及び通信費用がそれぞれ3.12%、2.69%の下落。
今年6月のCPIは前月との比較で0.67%上昇。夏物衣料及び住宅サービス価格の上昇により、衣料履物と住宅設備及び用品価格指数がそれぞれ2.96%、1.73%上昇。逆に、ツアーパック及びゴールド装飾品価格の下落に伴いレジャー及び文化と雑貨商品及びサービス価格指数がどちらも0.35%下落。
今年6月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.52%増。うち住宅及び燃料、食品及びアルコール飲料がそれぞれ8.48%、7.10%と指数の上昇が目立つ。一方、教育費と通信費の指数はそれぞれ2.27%、2.01%の下落だった。
今年第2季の消費者物価平均指数は対前年5.13%、上半期では同5.26%上昇。
マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府ではによる市民への電気料金補助や現金支給などの生活防衛施策を次々と発表している。