マカオ、2021年の公共路線バス利用者数は1.93億人…前年から顕著な回復もコロナ前の8割強

 このほどマカオ政府交通事務局が公表した昨年(2021年)の公共路線バス統計資料によれば、通年の利用者数は約1億9300万人(延べ、以下同)、1日あたり平均52万9400人で、前年から約16%の顕著な増となったものの、コロナ前の2019年との比較では8割強にとどまった。

 1日あたり平均利用者数を月別でみると、最多が5月の57万0300人、最少が10月の40万7600人。10月については、隔離検疫ホテルの警備員に端を発した市中感染例が出現(公共路線バスの手すりが感染経路としてクローズアップされた)し、防疫措置が強化された時期にあたる。

 マカオの主な公共交通機関は公共路線バスで、その路線数は深夜バスも含めて90以上あり、網の目のような路線ネットワークが形成されている。

 昨年、1日あたり平均利用者数上位3路線はMT4(2万1785人)、3(2万1390人)、33(2万1026人)。

新型コロナ防疫措置の一環としてマスク着用が必須化されているマカオの公共路線バス(資料)=2020年2月、關閘バスターミナル(写真:DSAT)

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