ウィン第2季業績発表、マカオ純利2.6%増、コタイ16年上半期開業

米カジノ運営大手ウィンリゾート社は29日、今年(2013)年第2四半期の純利益が前年同期比6.3%増となる13.323億米ドル(日本円換算:約130億円)だったことを発表。収益の上昇幅はラスベガス16.2%で、マカオの2.6%を大きく上回る結果となった。第2季の調整後EBITDAは10.8%増の4.257億米ドル。

ウィンマカオの第2季純利益は2.6%増の9.309億米ドル(同約91.2億円)。第2季調整EBITDAは4%下落の2.901億米ドル。第2季のVIPゲーミングテーブルのローリングチップ売上は1.6%下落となる299億米ドルだった。VIPゲーミングテーブルの利益額に占めるローリングチップ(コミッション控除前)の割合は2.94%で、昨年同期から0.15ポイント高かったが、2.7-3%としていた事前予想の範囲内。

マスフロアゲーミングテープルの利益額は8.5%増の2.17億米ドル。マスゲーミングテーブル1台あたりの1日平均利益額は6.5%増となる10,963米ドルに。マスゲーミングフロアの賭け金は6.7%減となる6.266億ドル。マスゲーミングの利益比率は4.8ポイント増の34.6%。

第2季、スロット機の賭け金額は12億米ドルで昨年同期と変わらず。スロット機の利益額は8.9%の下落で、1台あたりの1日平均利益も2.9%減の731米ドルに。スロット機台数は昨年同期と比較して57台減。

ウィンマカオが第2季時点で保有するゲーミングテーブルは500台(VIP285台、マスゲーミング205台、ポーカー10台)、スロット機は884台。第2季、ホテル客室のADR(1日あたりの平均客室単価)は前年同期比1ポイント減となる314米ドル、ホテル客室稼働率は5.5ポイント増の95.5%、REVPAR(提供可能客室1室あたり収益)は5%増の300米ドルだった。また、非ゲーミング部門からの収益は3.3%増の9,990万米ドル。

コタイ地区のウィンコタイプロジェクトについて、今年2月から基礎工事を展開している。開業予定は2016年上半期を予定。総予算は40億米ドル。

ウィンマカオ(資料)=マカオ・新口岸—本紙撮影

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