輸出入ともに伸長、貿易赤字は縮小―6月対外商品貿易統計
- 2013/7/31 12:35
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は7月31日、今年(2013)年6月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比16%増の7.6億パタカ、輸入は同16%増の58.7億パタカとなった。6月の貿易赤字は58.7億パタカ。
輸出のうち、再輸出貨物が32%増の5.9億パタカ、地元産品の輸出は同18%減の1.6億パタカだった。
今年上半期の合計では輸出が前年同期比17%増の46.1億パタカ、うち再輸出が30%増の36.0億パタカ、地元産品の輸出は14%減の10.1億パタカ。輸入は同13%増の388.1億パタカ。貿易赤字は342.0億パタカ。
今年上半期の輸出先のうち、香港が25.5億パタカ、中国本土が7.8億パタカでそれぞれ前年同期比29%、24%増だった一方、米国が1.8億パタカ、欧州連合(EU)が1.5億パタカで同31%、17%の減少となった。
非紡績品の輸出は41.8億パタカで前年比23%増、そのうち電子部品が4.5億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが3.6億パタカでそれぞれ91%、130%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は21%減の4.4億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が1.4億パタカで38%の減少。
今年上半期の輸入元については中国本土の126.8億パタカ、EUの90.3億パタカで、それぞれ前年比15%、13%増。品目ではコンシューマーグッズが247.6億パタカで18%増、ゴールド製ネックレスが18%増の41.2億パタカ、腕時計が19%増の29.1億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が55%増の11.5億パタカ、靴が13%増の7.7億パタカ。
今年上半期の対外商品貿易総額は434.2億パタカに達し、前年同期の382.9億パタカから13%の増となった。
なお、今年上半期の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(14%)、フランス(8%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。