MGMチャイナ好調、中期純利25億香港ドル
- 2013/8/7 9:00
- 産業・経済
MGMチャイナは8月6日、今年中期の業績を発表。VIPクラブとマスゲーミングの賭け金総額がこれまでの記録を更新、売上は前年比12%増となる過去最高の123億香港ドル(日本円換算:約1,544億円)だった。調整後EBITDAは同10%増の32億香港ドル(同402億円)、税前利益は25億香港ドル(同314億円)、中間配当は23セント。
マスゲーミングフロアが好調。ベット金額で前年同期比9%増、利益は前年から28%増えた。カジノテーブルマネジメントシステムの導入、ハイエンド顧客に特化した戦略が奏功した。スロットのベット額も19%増。同社では今年第3季に高額スロット機の増設及びラスベガスカジノルームのオープンを予定している。
また、VIPカジノのローリングチップ数でも開業以来最高を記録し、前年同期比24%増。今年4月にVIPフロアの拡張と新規ジャンケット業者の誘致したことが要因。
MGMチャイナのマス及びVIPゲーミング市場における占有率は成長を続けており、第2季のマスゲーミングカジノ売上ではマカオ半島首位となった。スロット機による売上でも単一施設としてはトップ。整体市場占有率は約10%を維持。
なお、ホテル客室稼働率は97.9%、1客室あたり平均売上(REVPAR)は2,081香港ドル。
コタイ地区プロジェクトは2016年上半期の開業を目指すとし、ラスベガスで展開する超豪華ヴィラの導入も予定しているという。