マカオランドマークホテル、マカオフィッシャーマンズワーフなどを傘下に持つマカオのレジャー大手、マカオレジェンドディベロップメント(澳門勵駿創建有限公司、以下、レ社)は8月23日、2013年中期業績発表会の中で、日本のパチンコホール大手のダイナムと組み、2014年にもマカオにパチンコを導入することを発表した。
レ社の発表によると、8月23日付でダイナムジャパンホールディングスと業務提携備忘録を締結。100台の最新型パチンコ機器及び電子遊戯機をマカオフィッシャーマンズワーフ内に導入する内容。なお、パチンコ機器の導入にあたり、マカオ政府からの認可獲得が必要となるため、営業開始時期は2014年と予定。この他、備忘録には両社の間で日韓顧客向けの共同出資プロジェクトの展開についての協議も含まれるという。
マカオでは20世紀後半の一時期、現在のSJM社がパチンコを導入したことがある。現在、マカオのカジノにパチンコ型遊技機はない。
レ社の2013年上半期業績は好調。収益は対前年25.2%増の8億4380万香港ドル。ゲーミング分野の収益は19.2%増の6億2300万香港ドル、非ゲーミング分野は45.8%増の2億2080万香港ドルだった。2013年上半年の調整後EBITDAは17.6%増の4億3160万香港ドル。
レ社では現在フィッシャーマンズワーフの大幅リニューアル工事を進めており、2014年第3季にハーバービューホテルのオープンを予定。