マカオ、2022年8〜10月期の総体住宅価格指数は250.4…同年7〜9月期から横ばい
- 2022/12/7 18:09
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は12月7日、今年(2022年)8〜10月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は250.4で、前回調査(今年7〜9月期)から横ばいだった。エリア別ではマカオ半島が0.2%上昇の250.2、タイパ島・コロアン島が0.8%下落の251.1。
ストック物件(中古)の価格指数は0.1%下落の267.9。エリア別にみると、マカオ半島が0.2%上昇の259.8、タイパ・コロアン島が1.0%下落の300.2。築年数別では、6〜10年と20年以上が1.3%、0.3%のそれぞれ下落、11〜20年は1.2%上昇。未完成物件(プレビルド)は0.7%上昇の295.4。実用面積別では、100平米以上が2.7%下落、75〜99.9平米については2.6%の上昇だった。
住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。
マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、ツーリズム産業を柱する経済は大打撃を受けた。住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、コロナ禍の長期化によりこのところ影響が現れている。