中国本土の新型コロナ新規市中感染者数は7451人…15日連続減=12/12

 中国本土では10月下旬頃から全国の広い範囲で新型コロナの再流行が発生し、流行開始後最大規模の感染者数を記録するに至ったが、ウイルスの変異(弱毒化)やワクチン接種率向上などを受けて、近日は防疫措置を大幅に緩和する動きが進んでいる。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が12月13日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月12日の中国本土における新規市中感染確認者数は2270人(前日から99人増)だったとのこと。内訳は広東省775人、北京市559人、浙江省243人、海南省186人、重慶市180人、河南省74人、四川省71人、福建省29人、山東省28人、黒竜江省20人、雲南省16人、遼寧省14人、上海市14人、山西省12人、湖南省9人、陝西省8人、内モンゴル自治区7人、安徽省6人、江蘇省4人、湖北省4人、天津市3人、河北省2人、江西省2人、広西チワン族自治区1人、貴州省1人、チベット自治区1人、寧夏回族自治区1人。このうち広東省の107人、重慶市の26人、福建省の11人、浙江省の3人、山東省の2人、北京市の1人、江蘇省の1人、安徽省の1人、寧夏回族自治区の1人の計153人が無症状から感染確認へ転じた事案。

 市中の無症状感染例は5181人(前日から1274人減)。内訳は重慶市1398人、広東省1264人、北京市468人、山西省231人、黒竜江省214人、天津市213人、山東省199人、青海省127人、河北省125人、上海市115人、陝西省106人、湖北省102人、河南省82人、雲南省80人、江蘇省76人、海南省64人、浙江省57人、吉林省45人、四川省42人、広西チワン族自治区39人、遼寧省36人、福建省35人、寧夏回族自治区25人、安徽省17人、内モンゴル自治区5人、チベット自治区4人、新疆ウイグル自治区4人、甘粛省3人、新疆生産建設兵団3人、江西省1人、湖南省1人。

 無症状を含む新規感染者数は7451人で、15日連続減。また、2日連続で1万人以下となった。

 12月12日24時時点の中国本土で治療中を受けている感染確認者数は3万6340人(うち輸入性が491人)で、重症者は147人(輸入性ゼロ)。無症状の患者23万0346人(輸入性1654人)が医学観察下にあるとのこと。

 12月12日に新規感染例の報告があった省市区の数は全31のうち31で、前日と同数。このうち広東省(2039人)、重慶市(1578人)、北京市(1027人)の3省市が4桁に上ったほか、浙江省(300人)、海南省(250人)、山西省(243人)、黒竜江省(234人)、山東省(227人)、天津市(216人)、河南省(156人)、上海市(129人)、河北省(127人)、青海省(127人)、陝西省(114人)、四川省(113人)、湖北省(106人)の13省市区が3桁に。依然として広東省、重慶市、北京市に報告例が集中し、多くの省市区に分布する状況に変わりはない。

 なお、防疫措置緩和後は全体として減少傾向を維持しているが、PCR検査体制が従前と大きく異なっている状況で、実際の感染者数と乖離が発生しているとも指摘されている。

 マカオでも中国本土に倣って防疫措置の緩和が進んでおり、市中で陽性者の発見に至るケースは増加傾向にあり、12日は200人超に。

中国広東省広州市内にある高層ビル(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…
  2.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  3.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  4.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun