マカオから日本へ入国する全旅客への検査開始初日…マカオ航空「大きな混乱なかった」

 日本の新型コロナウイルス感染症に関する水際措置強化策として、1月12日以降、マカオからの直行旅客便での入国者について、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出を求めるとともに、全員入国時検査を実施されることとなった。

 現在、マカオと日本との間を結ぶ直行旅客便はマカオ航空が成田便を週1往復(毎週木曜日)運航しており、新措置開始日の1月12日が運航日にあたる。日本の水際措置強化の影響が気掛かりだが、マカオ航空日本支社からコメントを得ることができた。

 同社によれば、「当日は、マカオ在住の日本人、マカオ住民が成田空港に到着したが、検査による大きな混乱は起きなかった」とのこと。

 同社は海外からマカオへの入境規則緩和に伴い、長らく運休していた国際線の運航を順次再開しており、すでに運航開始している成田路線、台北(台湾)路線、ハノイ(ベトナム)路線は「旧正月休暇シーズンを海外で過ごすマカオからの旅客に好評」とのこと。今後、1月16日からはバンコク(タイ)路線を、1月22日からは仁川(韓国)路線についても、それぞれ週1往復で運航再開予定とした。同社では「今後の各国政府の水際対策の変更や、それに伴う需要拡大に柔軟に対応していく方針」という。

成田国際空港に駐機するマカオ航空機(写真:マカオ航空)

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