マカオ航空、2022年の損失が対前年3割拡大

このほどマカオ航空の66.92%の株を保有するエアチャイナ(中国国際航空)が公表した昨年度(2022年度)の業績報告資料によれば、マカオ航空の昨年通期(2022年1〜12月)の営業収入は前年同期から23.04%減の7.18億人民元(日本円換算:約139億円)、親会社に帰属する損失は29.2%拡大の8.71億人民元(約168億円)だったとのこと。

 マカオ航空の昨年時点での保有機材数は17機、平均機齢は6.56年。有効座席キロは34.28%減の12.89億、有償旅客キロは45.48%減の6.41億、旅客数は46.44%減の延べ37.41万人、平均座席利用率は10.21ポイント下落の49.75%。

 なお、マカオでは昨年末から事実上のウィズコロナへの転換が進み、水際措置についても大幅緩和されたことを受け、インバウンド旅客数が急回復している状況。また、今年に入って以降、マカオ航空の日本路線を含む国際路線が相次いで運航再開、増便となっている。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)=本紙撮影

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