マカオ警察が違法麻雀賭博店を摘発…経営者と客の4人送検

 マカオ治安警察局は4月6日、マカオ半島北部にある慕拉士大馬路(モライス通り)にあるショッピングアーケード内の店舗で違法麻雀賭博が行われているとの通報を受け、前月下旬に摘発を実施したと発表。

 摘発の際、店舗の責任者の男1人(50代のマカオ人)とその「麻雀仲間」という男女3人(50〜80代のマカオ人)が麻雀に興じており、周囲にいた複数の「ギャラリー」も含めて警察署に身柄を移送し、調査を行ったとのこと。

警察が押収した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 警察の調べに対し、店舗の責任者は昨年(2022年)11月から月9000香港ドル(日本円換算:約15.1万円)の賃料で店舗を借り、1時間1テーブルあたり70マカオパタカ(約1150円)を費用として徴収したなどと供述し、違法な麻雀賭博場所の経営を認めたという。現場からは麻雀卓2台、麻雀牌4セット、賭博に絡む現金1200マカオパタカ(約1万9700円)などの証拠品が押収されている。

 警察によれば、店舗の責任者を違法賭博場所経営罪、麻雀仲間の客3人についても麻雀賭博に参加したとして検察院送致したとのこと。

調査のため警察署に身柄を移送される店舗責任者、客、ギャラリー(写真:マカオ治安警察局)

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