2か月連続輸出減―13年9月対外商品貿易統計
- 2013/10/31 12:08
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は10月31日、今年(2013年)9月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比9%減の6.8億パタカ、輸入は同7%増の65.1億パタカとなった。9月の貿易赤字は58.3億パタカ。輸出減は2か月連続。
輸出のうち、再輸出貨物が5%減の5.4億パタカ、地元産品の輸出は同22%減の1.3億パタカだった。
今年1-9月の累計では輸出が前年同期比9%増の67.3億パタカ、うち再輸出が19%増の52.3億パタカ、地元産品の輸出は14%減の15.0億パタカ。輸入は同13%増の587.4億パタカ。貿易赤字は520.1億パタカ。
今年1-9月の輸出先のうち、香港が35.9億パタカ、中国本土が12.2億パタカでそれぞれ前年同期比14%、24%増だった一方、米国が2.7億パタカ、欧州連合(EU)が2.1億パタカで同30%、15%の減少となった。
非紡績品の輸出は60.8億パタカで前年比14%増、そのうち電子部品が7.5億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが4.7億パタカでそれぞれ83%、154%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は20%減の6.5億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2.2億パタカで30%の減少。
今年1-9月の輸入元については中国本土の192.0億パタカ、EUの135.5億パタカで、それぞれ前年比13%、11%増。品目ではコンシューマーグッズが376.3億パタカで18%増、ゴールド製ネックレスが26%増の69.5億パタカ、腕時計が20%増の44.9億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が71%増の19.0億パタカ。建築資材についても40%増の19.4億パタカとなった。
今年1-9月の対外商品貿易総額は654.7億パタカに達し、前年同期の582.5億パタカから12%の増となった。
なお、今年1-9月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(14%)、フランス(9%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。