マカオ、五・一GW期間中の平均ホテル客室稼働率が85%に…平均単価は3万円で106.7%上昇

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は5月5日、マカオ最大の旅客ソースにあたる中国本土で大型連休となる「五・一(労働節)」ゴールデンウィーク期間(4月29日から5月3日までの5日間)のインバウンド旅客数及びホテル客室稼働率データを公表。

 ウィズコロナ転換後で初めての五・一GWとあり、ツーリズム関連指標がどの程度まで回復するかに注目が集まっていた。

五・一GW期間中の観光名所・聖ポール天主堂跡前の様子(写真:MGTO)

 MGTOが公表したデータによれば、5日間の総インバウンド旅客数は約49.3万人(延べ、以下同)に上り、ソース別の内訳は中国本土が約37.6万人、香港が約8.9万人。単日平均では約9.9万人で、前年同時期比では262.5%増、コロナ前2019年同時期の約62%まで回復した。

 インバウンド旅客数のピークは連休最初の3日間(4月29日から5月1日)で、3日連続単日10万人を上回った。このうち4月30日は約13.4万人を記録し、新型コロナの影響が生じた2020年2月以降の最多を更新した。

 5日間の平均ホテル客室稼働率は85.0%で、前年同時期から26.5ポイント上昇。4月30日は93.2%を記録し、年初来最高に。平均ホテル客室価格は前年同時期から106.9%上昇の1804.9パタカ(日本円換算:約3万円)だった。

五・一GW期間中の観光名所・タイパヴィレッジ官也街の様子(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府財政局(DSF)が1月2日に公表した最新統計によれば、昨年(2024年)12月前半の住…
  2.  マカオでは、ひと頃に比べて状況は落ち着いたものの、依然として悪質タクシーが暗躍しており、市民や観…
  3.  マカオには、政府とカジノ経営コンセッションを締結する企業グループが6陣営存在し、いずれもマカオ域…
  4.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社(SJM Resorts, S.A…
  5.  香港特別行政区政府はきょう(2025年1月1日)からホテル宿泊税にあたる「酒店房租税(Hotel…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年1月号
(vol.139)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun