マカオグランプリに看板レース復活へ…70回目の記念大会として2週末連続開催

 マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典「マカオグランプリ」。1954年にスタートした歴史ある大会で、今年(2023年)70回目の節目を迎える。

 例年、マカオグランプリの会期は11月中旬の木曜日から日曜日にかけての4日間だが、今年は記念大会として2週末連続開催されることが決まっている。

 マカオ政府体育局は5月6、7日にかけてコロアン島にあるカート場で第70回マカオグランプリのファミリー向けプロモーションイベントを開催。6日の開幕式において、70回記念大会の開催日(11月11〜12日と16〜19日の計6日間)とロゴが発表された。

マカオ政府体育局の潘永権局長が「マカオグランプリ」70回記念大会の日程とロゴを発表=2023年5月6日(写真:マカオ政府体育局)

 マカオグランプリはコロナ禍の3年間も中断なく開催されたが、2020年(67回)、2021年(68回)は会期の短縮もあった。また、グレード及び世界的な注目度も高い「マカオ4大看板レース」のうち「F3グランプリ」、「WTCR(世界ツーリングカーカップ)」、「GTワールドカップ」は3大会連続で開催されず代替レースとなり、昨年の69回大会で3年ぶりに二輪車による「マカオモーターサイクルグランプリ」が復活するにとどまった。今年の70回記念大会で、すべての看板レースの復活するのか、注目が集まっている。

 同日、マカオ政府体育局の潘永権局長は囲み取材に応じ、70回大会の準備は順調に進んでおり、昨年復活したマカオモーターサイクルグランプリに加え、F3グランプリとGTワールドカップについても戻ってくるとコメント。

 なお、WTCRについては2022年にシリーズが終了し、2023年から後継とされるTCRワールドがスタートしており、マカオもスケジュールに入っている。

 このほか、潘永権局長によれば、コロナ禍では観客席の5〜7割程度のキャパシティしかオープンできなかったが、70回大会ではフルオープンし、1.5万席を供給できるとのこと。スケジュールについても夏前には発表できる見通しとした。

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