マカオ警察が通報受け違法麻雀賭博店摘発…客を含む5人の身柄拘束

 マカオ治安警察局は6月13日、マカオ半島北部の黒沙環エリアにある店舗で違法麻雀賭博が行われているとの通報を受け、すぐに警察官を現場に向かわせ摘発したと発表。

 警察官が現場に到着し、立入検査を実施した際、まさに賭け麻雀が行われていたといい、店舗の責任者の男1人(50代のマカオ人)と客4人(男女各2人、50〜60代、すべてマカオ人)の身柄を拘束するとともに、自動麻雀卓2台及びゲーミングチップ等の証拠品を押収したとのこと。

警察が押収した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 店舗の責任者は警察の調べに対し、昨年(2022年)7月に自動麻雀卓2台を購入し、客にプレイさせていたが、客から費用は徴収していないなどと説明。一方、客によれば店内のゲーミングチップを現金代わりにやり取りし、店舗の責任者が1ゲームあたり10パタカ(日本円換算:約170円)、1時間あたり最大100パタカ(約1700円)の費用を天引きしたという。

 警察では、店舗の責任者を違法賭博場所経営罪、客についても麻雀賭博に参加したとして検察院送致済みとした。

 マカオで違法麻雀店の摘発は珍しいことではないが、このところ相次いでいる。

警察署に連行される違法麻雀賭博店の責任者と客ら=2023年6月13日(写真:マカオ治安警察局)

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