マカオ警察が違法両替とカジノ犯罪の撲滅を主とした防犯パトロール実施…3時間で5人の身柄拘束

 マカオ司法警察局では、各種違法行為の抑止と撲滅、良好な治安環境の確保を目的に、マカオ警察総局による指揮の下、「落雷2023」と題した防犯パトロール作戦を観光名所周辺、カジノ、犯罪多発地点において展開しているという。

 同局が6月22日に発表した内容によれば、同作戦の一環として、6月21日午後3時から6時にかけて捜査員25人を動員し、カジノIR(統合型リゾート施設)が集積するコタイ地区の複数のカジノ施設内外で「換銭党」と呼ばれる違法両替商及びカジノに絡む違法行為の撲滅を主とするパトロールを実施したとのこと。

マカオ司法警察局がコタイ地区のカジノ施設内外で実施した防犯パトロールの様子=2023年6月21日(写真:マカオ司法警察局)

 今回のパトロールでは146人(男83人、女63人)が調査対象となり、このうち違法両替に従事していた疑いで男5人(いずれも中国本土出身)を拘束し、調査及び身元確認後、治安警察局の入管部門に身柄を引き渡し済みとした。

 同局では、マカオの治安情勢を注視し、今後も安定した治安の維持と住民、旅客の安全を確保するため積極的に配備、作戦行動を展開していくとしている。

マカオ司法警察局がコタイ地区のカジノ施設内外で実施した防犯パトロールの様子=2023年6月21日(写真:マカオ司法警察局)

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