2022年度「マカオエコフレンドリーホテルアワード」発表…27軒が受賞

 マカオ政府環境保護局(DSPA)は6月27日、同局が主催する2022年度「マカオエコフレンドリーホテルアワード」の受賞ホテルリストを発表。27軒がアワードを獲得した。

 マカオエコフレンドリーホテルアワードは毎年開催されており、今回が16回目。賞の有効期間は3年間となっており、現時点(2020〜2022年度)でマカオのホテル総数の約半数にあたる54軒がアワードを保持している状態。マカオ唯一の日系ホテルとなるホテルオークラマカオもそのひとつで、2015、2018、2021年度と3度にわたって最高評価の金賞を獲得している。現時点で金賞を獲得しているホテルは19軒となっている。

「マカオエコフレンドリーホテルアワード」受賞ホテルの屋上に設置された太陽熱温水器(写真:DSPA)

 DSPAは、27日に開催した授賞式において、授賞ホテルは政府の環境保護政策に協力的で、多くの環境管理措置を推進すると同時に、陸上交通、エネルギー、廃棄物処理といった分野に資源を投下することでCO2排出削減策に取り組んでいると評価。受賞ホテルにおけるEV充電施設は前年から5割増の200台に増えたほか、受賞ホテルのうちEVと天然ガス車を採用したホテルがそれぞれ4割、2割に上ったとした。また、受賞ホテルの一部では、屋上に太陽熱温水器を設置したり、自然光を活用して電気使用量を減らす工夫をしたところもあったことなどが紹介された。

 廃棄物処理についても、受賞ホテルの累計資源ごみ回収量がミニバス1万6000台の重量に相当する6万4000トンに上り、8割のホテルが食品廃棄物の回収を行い、一部で自家処理装置を導入したところもあったという。

2022年度「マカオエコフレンドリーホテルアワード」受賞式の様子(写真:DSPA)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオで無資格にも関わらず薬剤の注射による美容医療行為に従事したとし…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は9月6日、今年(2024年)5〜7月期の住宅価格指数を公表。 …
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  4.  マカオの多くのカジノ施設が航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供しており、入会するこ…
  5.  マカオ司法警察局は9月5日、マカオの高齢者を狙った特殊詐欺(電話詐欺)事案に関与したとして20代…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun