マカオ治安警察局が違法両替商「換銭党」13人摘発…一斉取り締まり連日展開

 マカオ治安警察局は6月27日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」の一環として、同月26日から27日未明にかけて市内各所で一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには警察官53人が参加し、ネットカフェ、ゲームセンター、ビリヤード場を対象としたパトロールと各所での交通検問のほか、大型カジノIR(統合型リゾート)が集積するコタイ地区で職務質問を強化して臨んだとのこと。

違法両替に従事していたとしてマカオ治安警察局が摘発した男女ら(写真:マカオ治安警察局)

 取り締まり期間中、156人(男108人、女48人)に対する職務質問を行い、このうち13人(男6人、女7人)を「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していたとして摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。

 交通検問については、車両45台に対する調査を行い、このうち3件(有効保険証券提示できず、初心者マーク無掲出、タイヤサイズの車検証と不一致が各1件)の違反を検挙したという。

 治安警察局のほか、司法警察局についてもこのところ連日市内各所で一斉取り締まりを展開しており、多くの換銭党が摘発されている。

マカオ治安警察局によるコタイ地区での職務質問の様子(写真:マカオ治安警察局)

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