マカオ治安警察局の一斉取り締まりでオーバーステイの男2人摘発…うち1人がカード決済端末機所持

 マカオ治安警察局では、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」を継続展開している。

 同局は7月1日、同作戦の一環として、6月30日から7月1日未明にかけて市内各所で一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには警察官46人が参加し、主にバー、カラオケ店、マッサージ店を対象としたパトロールと各所での交通検問を行ったとのこと。

 取り締まり期間中、175人(男101人、女74人)に対する調査を行い、このうち男2人をオーバーステイで摘発し、関係部署へ身柄を引き渡したとした。1人はクレジットカード決済端末を所持していたという。最近は鳴りを潜めていたが、かつてマカオではクレジットカード決済端末を不正使用して現金を用立てる闇キャッシングサービスが相次ぎ摘発された時期があった。

マカオ治安警察局によるパトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)

 交通検問については、車両33台に対する調査を行い、違反はなかったとのこと。

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も目に見えて増えている。治安警察局のほか、司法警察局、税関もこのところ連日市内各所で一斉取り締まりを展開しており、摘発ゼロの日はまれで、なんらかの違法・違反行為が摘発される場合がほとんど。

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