マカオ監獄で大規模緊急事態対応訓練実施
- 2023/7/7 9:20
- 社会・政治
マカオ警察総局は7月6日、同日マカオ・コロアン島にあるマカオ監獄及び周辺で、サンダーボルト・ジョイント・アクションと題した大規模緊急事態対応訓練が行われ、税関、治安警察、司法警察、消防など保安範疇に属する部門のほか、衛生局から489人が参加したと発表。
今回の訓練は、内部安全保障枠組み法の改正を受け、警察総局のジョイント・アクション指揮センターと監獄を管理する懲教管理局の部門横断型現場指揮センターの2ヶ所に指揮センターが設置された初めてのケースだったとのこと。
監獄内での放火、暴動、人質を取っての釈放要求及び周辺での密航企図などのシナリオが用意され、約1時間20分にわたって実施。情報伝達、指揮、合同チーム編成など、部門間の協調メカニズムの最適化による緊急対応能力向上を目的だったといい、同局は期待された成果を達成して終えることができたという。
マカオ政府保安庁では、保安範疇の各部門においては今後も職責を着実に履行し、時代の変化への速やかな対応、万全の備えを図る意識の強化、各種訓練の継続実施、部門横断型作戦能力の向上を図ることなどを通じて、緊急事態対応プランの改善を進めていくとした。