マカオ治安警察局の一斉取り締まりで違法両替商と立ちんぼ計8人摘発

 マカオ治安警察局は7月11日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」を展開する中、同月10日から11日未明にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには警察官53人と警察犬が参加し、主にマカオ半島とタイパ島のバー及びカラオケ店を対象としたパトロールと各所での交通検問のほか、カジノを含む統合型リゾート施設が集積するコタイ地区のコタイストリップ一帯で不審者に対する職務質問を強化して臨んだとのこと。

マカオ治安警察局による一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

 取り締まり期間中、169人(男123人、女46人)に対する調査を行い、このうち8人について違法・違反が認められたため摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。違法・違反の内訳は「換銭党」と呼ばれる違法両替への従事の男が7人、いわゆる立ちんぼの女が1人だったという。

 交通検問については、車両36台に対する調査を行い、違反は3件(乗客定員超過、シートベルト無着用、運転中携帯電話使用)だったとした。

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎回なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

マカオ治安警察局による一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

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