マカオ治安警察局が台風一過の一斉取り締まりで違法両替商と立ちんぼの女6人摘発

 マカオ治安警察局は7月19日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」を継続展開する中、同月18日から19日未明にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 マカオでは7月16日から18日にかけて台風4号が接近し、警報が発出されていた。台風一過で行われた今回の一斉取り締まりには警察官54人と警察犬が参加し、主にマカオ半島の中区及び北区とカジノを含む統合型リゾート施設が集積するコタイ地区のコタイストリップ一帯で不審者に対する職務質問を強化して臨んだほか、各所での交通検問を実施したとのこと。

 取り締まり期間中、133人(男84人、女49人)に対する調査を行い、このうち女6人について違法・違反が認められたため摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。違法・違反の内訳は「換銭党」と呼ばれる違法両替への従事が5人、いわゆる立ちんぼが1人だったという。

違法・違反行為により摘発された女(写真:マカオ治安警察局)

 交通検問については、車両25台に対する調査を行い、違反は5件(無灯火1件、初心者マーク未掲出1件、ハイビーム使用1件、有効保険証券提示できず1件)だったとした。

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

職務質問の様子(写真:マカオ治安警察局)

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