マカオ治安警察局の一斉取り締まりで立ちんぼの女ら4人摘発

 マカオ治安警察局は7月21日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」を継続展開する中、同月20日から21日未明にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには警察官39人が参加し、主にネットカフェ、フットマッサージ及びマッサージ店を対象としたパトロールと各所での交通検問のほか、マカオ半島北区で不審者に対する職務質問を強化して臨んだとのこと。

いわゆる立ちんぼ行為により摘発された女(写真:マカオ治安警察局)

 取り締まり期間中、74人(男55人、女19人)に対する調査を行い、このうち4人について違法・違反が認められたため摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。違法・違反の内訳はいわゆる立ちんぼの女が3人、偽造の居留許可フォーム所持の男が1人だったという。また、パトロール中に立ちんぼの仕事場として使われた2つの部屋の発見に至り、いずれも無認可宿泊施設だったことから、宿泊施設のライセンスを管轄する旅遊局に通報済みとした。

 交通検問については、車両25台に対する調査を行い、違反は10件(無灯火7件、危険積載2件、有効保険証券提示できず1件)だったとのこと。

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

偽造文書所持で摘発された男(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は6月29日、同月27日にマカオ半島北部・關閘エリア所在の工業ビル内に開設…
  2.  マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは6月28日、今年(2024年)2月から進めていた同空港旅客…
  3.  目下、マカオ司法警察局では、マカオの地域コミュニティの治安環境の浄化による市民と旅客の安全を確保…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は6月28日、今年(2024年)3〜5月期の雇用統計を公表…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年7月号
(vol.133)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun