マカオ治安警察局の一斉取り締まりで違法両替商13人摘発

 マカオ治安警察局は8月9日、マカオ警察総局による指揮の下、地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2023」の展開を継続する中、同月8日から9日未明にかけて一斉取り締まりを実施したと発表。

 今回の一斉取り締まりには同局の海島警務庁、交通庁、特警隊、警察犬チームから警察官71人が参加し、マカオ半島の中区及び北区と統合型リゾートが集積するコタイ地区一帯で不審者に対する職務質問を強化して臨んだほか、各所での交通検問を実施したとのこと。

 取り締まり期間中、168人(男134人、女34人)に対する調査を行い、このうち13人(男10人、女3人)が違法両替に従事する「換銭党」だったことが判明したため摘発し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。

違法両替に従事していたとして摘発された男ら(写真:マカオ治安警察局)

 交通検問については、車両32台に対する調査を行い、違反は6件(無灯火4件、有効保険証券提示できず1件、ハイビーム使用1件)だったとのこと。

 マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

コタイ地区一帯での職務質問の様子(写真:マカオ治安警察局)

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