中国のアウトバウンドトラベルデスティネーション調査でマカオが首位に…2023年上半期

 マカオ特別行政区政府は8月13日、このほど中国旅遊研究院が公表した「2023年上半期アウトバウンドトラベルビッグデータレポート」において、今年(2023年)上半期の中国本土からのアウトバウンド旅客量に占める香港、マカオ、台湾は8割近くに達し、このうちマカオが約5割の旅客量を占め、中国本土からのアウトバウンドトラベルデスティネーションとして首位だったことを明らかにした。

 中国旅遊研究院は中国の国家文化観光部直属の専門研究機関で、主に観光政策と理論に関する研究、文化と観光の複合的発展の研究、文化と観光に関する統計とデータ分析を担っているという。

 同レポートによれば、今年上半期にアウトバウンドトラベルデスティネーションが受け入れた中国本土旅客の数は延べ4037万人で、全体に占める割合はマカオが50.9%、香港が26.66%、台湾が2.33%となり、三地合計で78.89%を占め、主要デスティネーションと位置づけられるとのこと。

 このほか、マカオ政府統計調査局の資料では、今年上半期の中国本土からのインバウンド旅客数はコロナ前2019年の同時期との比較で52.7%まで回復しており、近隣地区よりペースが早いとした。

インバウンド旅客で賑わうマカオ・關前街の様子(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  3.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  5.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun