マカオ国際花火コンテストが4年ぶり開催へ…日本・中国・ロシアなど10か国の代表が出場

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は8月28日、第31回「マカオ国際花火コンテスト」の概要発表記者会見を行った。毎年秋に恒例開催される大型イベントだが、コロナ禍で2020年以降は中止を余儀なくされ、今回は4年ぶりの復活開催となる。

 マカオ国際花火コンテストは20世紀中頃にマカオで盛んだった花火及び爆竹製造業の保護と伝承を目的として1989年にスタート。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴となる。

第31回「マカオ国際花火コンテスト」の概要発表記者会見の様子=2023年8月28日(写真:MGTO)

 開催日は9月9、16、23日、10月1日、7日で、各夜2チームずつ(午後9時及び午後9時40分、各約18分間)の打ち上げとなる。打ち上げ会場は例年通りマカオタワー正面海上の予定。参考までに、MGTOでは最良の鑑賞候補地としてマカオ半島の「観音像〜観音像休憩区」、「マカオ科学館前防潮堤」、「南灣・雅文湖畔(アニム・アルテ・ナンワン)」、「沙格斯大馬路(マンダリンオリエンタルマカオ前)」とタイパ島北部の「海洋大馬路一帯」を挙げた。打ち上げ日は午後5時から午後11時まで、マカオタワー横の特設会場にグルメ屋台が出るほか、ステージパフォーマンスなどの各種プログラムも用意されるとのこと。

 今大会の出場チームと出場日については、9月9日(土)がオーストラリアとスイス、16日(土)がオーストリアとロシア、23日(土)がフィリピンと日本、10月1日(日=国慶節)が中国とポルトガル、7日(土)が英国とドイツの予定。10チームのうち、スイス、オーストリア、ロシア、フィリピン、中国代表の花火メーカーが初出場。

 なお、前回(2019年の第30回大会)では日本が優勝。日本は前回を含めて優勝9回、2位6回、3位2回という素晴らしい結果を残している。

第31回「マカオ国際花火コンテスト」の告知ビュジュアル(画像:MGTO)

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