マカオ司法警察局がカジノ施設内外で防犯パトロール…違法両替従事の中国人3人摘発

 マカオ司法警察局では、治安環境の浄化、犯罪抑止と撲滅を目的とし、マカオ警察総局による指揮の下、広東省及び香港の警察当局と合同で大規模作戦「落雷2023」を継続展開している。

 同局が9月18日に発表した内容によれば、同月17日午前11時から午後2時半までの間、捜査員25人を動員して統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区のカジノ施設内及び周辺で防犯パトロールを実施したとのこと。

 今回のパトロールでは128人(男74人、女54人)が調査対象となり、このうち「換銭党」と呼ばれる違法両替に従事していた疑いで中国人の男女3人(中国本土からのインバウンド旅客)を拘束。警察署での3人に対する身元確認手続き及び調査を行った後、マカオでその他の犯罪に関与していないことがわかり、旅客の立場にふさわしくない活動に従事したとして治安警察局の入管部門へ身柄を引き渡し済みとした。

違法両替に従事した疑いで拘束された人物ら=2023年9月17日(写真:マカオ司法警察局)

 同局では、今後も治安情勢を注視するとともに、積極的に適宜犯罪撲滅策を講じ、パトロールと取り締まりを強化して臨むことで、マカオの良好で安定した社会治安の維持に力を注ぐとした。

 今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりマカオのインバウンド旅客数が急回復しており、繁華街や観光名所周辺の人流も明らかに増加している。このところ治安警察局、司法警察局、税関が連日市内各所で一斉取り締まりの実施や水際対策を強化して臨んでおり、ほぼ毎日なんらかの違法・違反行為が摘発されている状況。

カジノ施設内での身分証チェックの様子=2023年9月17日(写真:マカオ司法警察局)

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