マカオ、中秋節の夜に複数文化施設のオープン時間が延長に

 マカオでは、9月29日の中秋節を間近に控え、市内あちこちがランタンのデコレーションで彩られるなど、祝賀ムードが盛り上がっている。

 中秋節は平日だが、仕事は昼までというのが一般的。中秋節翌日はパブリックホリデーとなっており、中秋節の夜は家族らと一緒にゆっくり過ごすというのが定番となっている。

 マカオ政府文化局(ICM)によれば、中秋節と国慶節(10月1日)ホリデーにかけて同局だけで30以上のアート・カルチャーイベントの開催を予定しているほか、中秋節の夜に文化施設等のオープン時間を延長したり、中秋節から福隆新街における歩行者天国をテスト実施するなど、ホリデームードを盛り上げる数々の施策を講じるとのこと。市民や観光客にとって、過ごし方の選択肢が広がりそうだ。

 中秋節の夜にオープン時間が延長となるのは、マカオ半島のマカオ博物館(午後10時まで)とタイパ島の益隆爆竹工場跡(午後11時まで)。また、中秋節から国慶節にかけての3日間にわたり、マカオ半島モンテの砦のガーデン部とコロアン島の荔枝碗船廠は午後10時までのオープンに。中秋節から始まる福隆新街の歩行者天国は毎日午前1時まで実施される。

 中秋節から国慶節にかけては、文化局以外の部局や民間によるイベントも多数開催予定となっており、期間中は多くの旅客がマカオを訪れると予想されている。

中秋節の夜にオープン時間が延長となるタイパ島の文化施設「益隆爆竹工場跡」(写真:ICM)

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