マカオLRT、石排灣延伸線検討へ
- 2014/1/11 10:01
- 社会・政治
マカオ政府運輸インフラ事務所(運輸基建辦公室)が1月10日からマカオ新交通システム(LRT)の石排灣延伸線の実現可能性について意見収集を始めた。コンサルティング会社が政府に提案した三案は、ともにすでに建設が始まっているタイパ線の蓮花口岸駅からの支線として延伸し、離島医療センターを経由して、石排灣地区へ至るもの。意見収集は2月23日まで受け付ける。
石排灣地区では大型公営住宅団地の建設が進んでおり、すでに入居もスタートしている。離島医療センターもすでに建設がスタートしており、需要が高まると予想されていることから、同地区とタイパ、マカオ半島を結ぶLRT延伸計画が具体的に検討されることとなった。
今回、コンサルティング会社がマカオ政府に提案した三案についての意見収集が実施されるが、各案の違いはルートと駅の設置位置となる。路線長は第一、二案が1.6キロ、所要時間3分、第三案が2.3キロ、4分半となっている。資料によると、すべての案で将来的にコロアン島方面への延伸が可能になるよう考慮されている。
地元有力紙「澳門日報」が報じたところ、初歩推計では1キロメートル当たりの建設費は6~7億パタカ、建設期間は3~4年になるとの見込み。現時点で具体的な着工時期、完成時期は明示されていない。
■マカオLRTに関する概要>>特集記事「鉄道が拓くマカオの未来」