マカオ、包丁を手に隣室の騒音への苦情訴えた高齢者の男逮捕

 マカオ治安警察局は9月27日、包丁を持ちマンションの管理所を訪れたマカオ人の無職の男(69)を禁止武器使用容疑で逮捕したと発表。

 同局によれば、同月24日午後7時頃、マカオ半島北西部に位置する青洲エリアにあるマンションの管理所から警察の介入を求める通報があり、警察官が現場へ駆けつけたところ、上半身裸の格好で包丁1本を持った高齢の男性がおり、興奮状態だったとのこと。その後、男性は警察官による説得に応じて包丁を手放し、身柄の拘束に成功したという。

犯行に使われた包丁(写真:マカオ治安警察局)

 男は警察の調べに対し、長期にわたって隣室の騒音に迷惑しており、苦情を入れるため包丁を持って管理所を訪れたとした上、これまで何度も苦情を入れたものの状況が改善せず、包丁を手にしていた理由については、ちょうど果物を切っているところだったと説明したとのこと。

 男が所持していた包丁は全長約31センチメートル、刃渡り約17センチメートルで、警察は男を禁止武器使用罪で検察院送致するとした。

隣室の騒音に関する苦情を訴えるため包丁を手にマンション管理人室を訪れたとして逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

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