マカオ司法警察局がIR施設及び周辺で立ちんぼの女14人摘発…全員中国本土からの旅客

 マカオ司法警察局は中秋節・国慶節の大型連休を控えた9月27日、治安環境の浄化を目的に捜査員10人を動員してカジノIR(統合型リゾート)が集積するコタイ地区で防犯パトロールを実施した。

 同局によれば、パトロール期間中にIR施設内外でいわゆる立ちんぼの女8人(いずれも中国本土からの旅客)を摘発。また、同じ日に「ホテル業界治安通報メカニズム」を通じてコタイ地区のIR併設ホテルから立ちんぼがホテル客室を商売に利用している疑いがあるとの通報を受けて捜査を行い、2つの客室内で中国本旅客の女6人を摘発するとともに、証拠品として「商売道具」を押収したとのこと。

マカオ司法警察による防犯パトロールで摘発された立ちんぼの女ら=2023年9月27日(写真:マカオ司法警察局)

 摘発を受けた女はいずれも旅客の立場でマカオ入りした後、立ちんぼとして活動し、客から金銭を受け取っていたことを認めたという。同局では、マカオ滞在目的と合わない活動に従事したとして、全員の身柄を治安警察局の入管部門に引き渡し済みとした。

 マカオでは、アフターコロナでツーリズム市場が急回復する中、警察当局が違法・違反行為について対応を強化して臨んでいる。

IR併設ホテルの客室内で摘発された女ら=2023年9月27日(写真:マカオ司法警察局)

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