国際娯楽が太陽城集団を買収―ジャンケットの上場加速か

香港の不動産王、鄭裕彤一族の持ち株会社で香港上場企業の国際娯楽がマカオのジャンケット大手、太陽城集団周焯華会長との間で枠組み合意を締結したことを発表。国際娯楽は73.5億香港ドル以内で太陽城集団株の7割の取得する内容で、ジャンケット業務における7割の利益を手中に収めることができる。買収が完了すれば、太陽城グループは「ヤドカリ上場(借殼上市)」とよばれる形で上場することになる。

1月13日付地元有力紙「澳門日報」が伝えた。マカオの有識者によると、今回の買収はジャンケット企業が上場企業となるための参考、あるいは上場スピードを速めるための一つの指標として作用するのではないかとしている。ジャンケット企業は上々を通じて大型資金調達と資金余力を得るだけでなく、内部統制を改善させ、競争力の強化にもつながる。

鄭裕彤氏はジュエリー大手周大福珠寶の創業一族で、ディベロッパー大手新世界発展の創業者。マカオのカジノ王、スタンレー・ホー氏とも友人関係にあるといい、SJMの株主でもある。

太陽城集団のリムジン型ハマー(写真はイメージ)―本紙撮影

太陽城集団のリムジン型ハマー(写真はイメージ)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオに併設する現地最大規模のウォーターパ…
  2.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月14日から20日まで卓球シングルスの国際大会「…
  3.  マカオ政府統計センサス局(DSEC)は4月17日、2024年マカオの環境統計を公表。同年のマカオ…
  4.  総合不動産サービス企業のJLL(仲量聯行)は4月17日、同社がマカオ・コロアン島の石排灣地区に位…
  5.  このほどマカオのゲーミング規制当局(博彩監察協調局=DICJ)が公表した今年第1四半期(2025…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun