台風14号コイヌがマカオ800キロ圏内入り…警報シグナル1発令

 マカオの気象台にあたるマカオ政府地球物理気象局(SMG)は台風14号(国際名:コイヌ)がマカオの800キロメートル圏内に入ったことを受け、現地時間10月5日午前5時に台風警報シグナル「1」(※1)を発令。

 今後の台風関連警報の発出見通しについては、7日未明から早朝にかけて台風警報シグナルを「3」に引き上げる可能性は「中等」とし、高潮警報「青色」(※2)の発令の可能性は「低」とした。

 SMGによれば、非常に強い台風14号は10月5日午前8時現在、マカオの東およそ750キロメートル付近を概ね広東省東部の沿岸部に向かって進んでおり、目下の予想進路では今週末にかけて(マカオの所在する)珠江口に近づくと予想されるが、台風の勢力は徐々に弱まる見通しとのこと。また、マカオでは週末から週明けにかけてまとまった雨が降ることが多くなり、突風を含む強い北風にさらされる可能性があるという。

 SMGでは、台風14号の勢力が弱まるのに時間を要し、かつ進路がより珠江口寄りになる可能性も排除できないことから、今後の動きを注視していくとした。

※1:マカオの台風警報シグナルは低→高の順で1、3、8、9、10
※2:高潮警報は低→高の順で青、黄、橙、赤、黒

マカオ気象台発表による10月5日午前8時時点の台風14号コイヌの位置及び進路予想(図版:SMG)

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