マカオ警察の立ちんぼ取り締まりで60代の女1人逮捕…中国本土からの旅客、無認可宿泊施設に滞在

 マカオ治安警察局は9月28日午後、マカオ半島北部の祐漢エリア一帯で街娼(いわゆる立ちんぼ)を標的とした取り締まりを実施したとのこと。

 同局が10月5日に発表した内容によれば、取り締まり期間中、ビルの階段部を徘徊しながら男性の通行人に声をかけてまわるなど不審な行動をしていた女1人を発見し、身柄を拘束。女は60代の中国本土旅客で、警察の調べに対し、立ちんぼで稼ぐためマカオへ来たなどと供述したとのこと。同局では、旅客の立場に不相応な活動に従事したとして入管部門に身柄を移送済みとした。

マカオ治安警察局による取り締まりの様子=2023年9月28日(写真:マカオ治安警察局)

 その後、女が日払い形式で滞在し、商売にも利用していたとされるアパートの部屋の捜索を行ったところ、無認可宿泊施設である疑いが浮上。宿泊施設を管轄する旅遊局の調査で違法性が確認されたことから、即時封鎖されたとのこと。

 同局は同エリアにおける立ちんぼを標的とした取り締まりを高頻度で実施しており、これまでに複数の女と無認可宿泊施設が摘発されている。

封鎖された無認可宿泊施設の入口(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  2.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  4.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  5.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun