マカオ国際空港、国慶節ホリデーの旅客数がコロナ前の66%まで回復

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは10月11日、中国本土で大型連休となる中秋節・国慶節ホリデー期間(9月30日〜10月6日の7日間)の各種統計資料を公表。

 資料によれば、7日間累計の旅客数は延べ11万6343人、フライト発着回数は延べ975回、単日平均旅客数は延べ約1万6620人、単日平均フライト発着回数は139回で、コロナ前2019年同時期からそれぞれ約66%、約63%まで回復したとのこと。

 路線別の内訳については、中国本土路線の旅客数が全体の51%、同台湾線が13%、東南アジア路線が36%とした。

 同社では、10月末に就航するインドネシア路線など、今年第4四半期のクリスマスホリデーシーズンに向けて積極的により多くの路線の開拓を進めているという。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。2019年の年間旅客数は961万1427人で、2012年から8年連続の伸長、開港以来最多記録を2015年から5年連続の更新していたが、2020〜2022年はコロナ禍で旅客数が低迷。今年に入って以降はアフターコロナで回復途上にある。

マカオ国際空港の出発フロアの様子(写真:CAM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は9月16日、偽の高級腕時計1点を質入れしたとして中国人(中国本土居民)の男を逮…
  2.  マカオのマカオ半島とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte Ma…
  3.  マカオで2つの統合型リゾート(IR)を運営するMGMチャイナホールディングス(以下、MGM)は9…
  4.  マカオの新公立病院「マカオ協和医院(正式名称参考日本語訳:離島医療コンプレックス北京協和医院マカ…
  5.  マカオ政府保安司司長弁公室は9月16日に会見を開き、今年上半期(2024年1〜6月)の犯罪統計及…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年9月号
(vol.135)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun